おはようございます。ミネルバ鍼灸整骨院吉村です。
学生生活において中学生、高校生あたりが部活動に一番力を入れることができる世代ではないでしょうか。
もちろん大学生になっても力を入れることはできますし、ほんの一握りの人がその競技を生業として生活をしていくことができますが年齢が上がるにつれ将来の事を考えスポーツにウエイトを置く生活からは離れていくのが大半だと思います。
僕自身高校生まで野球をやっており、一度千葉県で優勝したこともあります。
今思い返しても「あの練習はもうしたくないな」と思うほどの練習で毎日遅くまで練習し、筋肉痛から解放される日はありませんでした。
そんな経験もした上で今医療に携わらせてもらっているわけですがそういった毎日トレーニングを積むアスリートを診させていただく中で医療側からすると当然「休養」は大切なことで必要なことだと考えています。
しかし選手側から間違いなく受けるオーダーは「競技を休まずなんとかする」ということ。
選手が身体を痛める原因となるのはほとんどの場合使いすぎによるオーバーユースというもので医療側としては「休養」が鉄則になります。
医療側は休ませたい。選手側は休みたくない。
なかなかこの相反する問題を解決することは難しい。
今の世論のスタンダードではやはり休ませるのが良いというのが流れでしょう。
しかし僕もスポーツに打ち込んでいた人間ですので「休んだらポジションがなくなる」恐怖も味わっているのでその選手の気持ちを汲むと簡単に「休む」選択を与えるのもどうかと思う。
「競技を続けて選手生命が短くなったり大事な試合に出られなかったらどうするか?」という意見も飛んできそうですが経験上「そんな先の事を考える余裕はない」のではないか。
選手は目の前のチャンスでいかに結果を出すか、しか考えていないと思います。
そんな葛藤を経験しながらその答えは至ってシンプルな考えに行き着きました。
「ケガをしない身体を作り、良い動作を獲得する」
アスリートの身体を診ているとやはり可動性、姿勢など基本的な構造であったり機能であったりという部分が正常に働いていないことが多いです。
このような身体で動作していると高いパフォーマンスはおろか、ケガの原因にもなります。
やはりケガをする前にケアをするのが最適です。
先日も全国で一、二を争う部活動の高校生アスリートが来院しましたが施術前に検査をするといたるところに不具合がみられ首、肩、腰痛を患っていました。
施術後はその不具合もなくなり競技へ戻っていきました。
「ケガをする前に予防する」当たり前のようであまり注力しない部分です。
上のレベルを目指すなら非常に大切な要素です。