睡眠の質で決まる身体の回復力

おはようございます。

ミネルバ鍼灸整骨院の折原です。

前回に引き継ぎ睡眠についてお話ししたいと思います。

皆さんは1日平均どのくらい寝ればいいのかご存知ですか…?

人間に1日必要な睡眠時間は約7時間半です。

とはいえ、仕事等により帰ってくるのが遅かったり、次の日朝早かったりなど毎日7時間半寝ることは難しいと思う方もいると思います。

皆さんは1日どのくらい寝ていますか?

睡眠の質によって回復度は変わる⁉︎

睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠の2種類があります。

レム睡眠は、身体は休んでいるけれども脳が動いている浅い眠りの状態です。心拍数、呼吸数は増加して不規則になり、呼吸は浅くなります。

光や音の刺激に反応したり、トイレに起きたり、夢を見るのはレム睡眠の時です。

レム睡眠中に脳が記憶を整理したり、筋肉の疲労を回復したりします。

また、記憶や感情に深く関わっています。

レム睡眠時、身体が眠っている状態なので、脳から身体に指令を送る必要がありません。

そのため脳だけが機能し、記憶や感情などの情報を整理し、脳に定着させたり、いらない情報を消去したりと、効率よく行ってくれるのです。

同じ記憶学習を繰り返して行い、途中で睡眠をとらせる実験を行った結果、レム睡眠の割合が多いほうが、記憶していた割合も多いという結果もあるそうです。

しかし、まだ脳は動いているので、完全に脳が休んでいるわけでなく、覚醒している状態です。

一方ノンレム睡眠は、脳が休んでいる深い眠りの状態です。眠りが深くなるにつれて、呼吸数や脈拍数が低下します。

ぐっすり眠っている状態であるため、多少の物音や、軽く揺さぶられたりしても目覚めることはありません。

ノンレム睡眠は眠りの深さに応じて4段階に分けられ、成長ホルモンが活発に分泌され、新陳代謝を促し、皮膚や筋肉、骨などの細胞の再生、傷ついた筋肉や内臓の修復、脳の成長などが行われます。

途中目が覚めてしまったり、トイレで起きてしまったり、痛みで起きてしまう方は交感神経が休まず、働いてしまっているため、ノンレム睡眠に中々入れず、レム睡眠の時間が長いということです。

この2種類の睡眠が円滑に行われることで、質の良い睡眠が取ることができ、身体を最短で回復へと導くことが出来ます。

だとしたら、眠りについてから、ノンレム睡眠だけを取ることができたら身体も休まり、目覚めも良さそうですよね…。

実は、レム睡眠、ノンレム睡眠は密接につながっており、夜寝てから朝起きるまでに、レム睡眠とノンレム睡眠を行ったりきたりしているのです。

それを睡眠周期といいます。

次回その睡眠周期についてお話しします。