自宅でできる腰痛セルフケア
腰痛は施術とともに日頃の自己管理も大切です
まずは自分で治すという気持ちが大事です。
生活習慣を正さなければいい施術を施しても回復することはありません。
痛いときは何かストレッチなど積極的に行動をして治そうと考えがちですが、まずは基本的な生活習慣を見直すことから始めましょう。
自宅で気をつけるべき生活習慣です。
1.上向きで寝る
あまり知られていませんが横向きに事で寝ることで身体には悪影響が出ます。
- 腰がひねられ負担がかかる
- 背骨が歪む
- 仰向けで眠っているときに比べ呼吸が浅くなり酸素摂取量が低下する
- 腹部がひねられ動脈、内臓機能低下
など
「横向きで寝る方が椎間板に負担がかからない」など諸説ありますが赤ちゃんは横向きに寝ませんよね?
私は理屈よりも自然が答えをくれると考えています。
睡眠時は特に気をつけてください。
2.正しい姿勢で座る
次のような姿勢が望ましいです。
正しい座り姿勢
悪い座り姿勢の例をあげます。
悪い座り姿勢2:足を組む
足を組んで座ると片側に負担がかかり、背中も曲がり歪みが発生します。
両足のかかとをついて体重を足にも分散するように座りましょう。
悪い座り姿勢3:足を崩す
足を崩して座ると背中が曲がる上に股関節の動きにも制限が出てきます。
必ずどちらか崩しやすい方、崩しにくい方がありませんか?
そのような方は股関節の制限が出ているかもしれません。
悪い座り姿勢4:曲がって座る
無意識に曲がっている方も多いかと思います。
この座り方をすると腰や骨盤がひねられ歪みが発生します。
悪い座り姿勢5:寄りかかって座る
かかとをつけて座るのが基本です。
かかとをつけないで足をプラプラとしていると足で体重を支えられないため腰に負担がかかります。
寄りかかるとかかとが浮いてしまい背中も丸まってしまいます。
悪い座り姿勢6:猫背
腰の疲労に加え肩や首の疲労も増えます。
支点となる腰から頭が前方へいくと支点である腰への負担も増えます。
慢性疲労が腰痛、ストレスとなります。
イラスト2~6のような曲がった姿勢は身体を歪ませる原因となり腰への負担も増加し腰痛の原因となります。
またデスクワークなどの長時間同じ姿勢でいることも腰痛の原因となります。
3.睡眠時間を確保し睡眠の質を高める
良い睡眠が取れなければ身体の組織が回復しません。
睡眠状態の低下が結果として「ストレス⇒腰痛」となりその後他の部分にも悪影響が及びます。
エナジードリンクやコーヒーなどのカフェイン摂取、アルコールの摂取、寝る前のスマートフォンなどを控え睡眠の質を上げましょう。
4.ストレスを発散する
慢性腰痛の原因がストレスを起因としたものが多いことが最近の研究で判明してきています。
趣味や気の合う人との歓談などでストレスを溜めないよう心がけてください。