おはようございます。ミネルバ鍼灸整骨院吉村です。
日々疲労が抜けない。
でも検査をしても原因は発見されない。
現場で患者さんを診ていると、「不調はあるけど病院の検査では異常がない」ということは少なくありません。
東洋医学でいう「未病」という状態ですが、今回は「慢性的な疲労」について考えていきます。
特に女性に多く見受けられますが病院の検査で異常がないため「仮病」や「サボっている」「メンタルが弱い」などと捉えられてしまうこともあるため、厄介な問題です。
ミトコンドリアの機能障害と考える
このような慢性疲労症状を起こす原因不明の病態について、「ミトコンドリア機能障害」と捉えることができます。
ミトコンドリアとは細胞の中にある「細胞内小器官」で、私たちが食べた食物は、胃腸で消化吸収され、栄養素にまで分解されて、血液中に吸収されます。
栄養素は体の隅々の細胞にまで運ばれますが、細胞内に取り込まれた栄養素はミトコンドリアでエネルギーに変換されるのです。
つまり、ミトコンドリアというのは細胞の中の「エンジン」の役割をしていてミトコンドリアが正常に機能しないと、細胞は「エネルギー不足」となり機能しないのです。
そのエネルギー不足が慢性的な疲労を引き起こしていると考えられるのです。
疲労以外にもミトコンドリア機能低下により「うつ」「老化」「筋力低下」「がん」などが引き起こされることがわかっています。
腸内でミトコンドリアの機能低下を起こしていた
ではそのミトコンドリアの機能低下を起こしていた正体は・・・
腸内のカンジダ菌という菌が「有機酸」という酸を出しその酸がミトコンドリアの機能低下を起こしていたのです。
どうやってミトコンドリアの機能がわかるのかというと「有機酸尿検査」という検査でミトコンドリアの機能がわかるのです。
ミトコンドリア機能低下とバイタルリアクトセラピーの関係
実はバイタルリアクトセラピーではこのミトコンドリアの機能低下と大きく関わっていると考えています。
来週はバイタルリアクトセラピーとミトコンドリアの機能低下の関係とミトコンドリアの機能を向上させる生活習慣についてお話していきます。
お楽しみに。