おはようございます。ミネルバ鍼灸整骨院吉村です。
巷では
自然治癒力!根本治療!
と叫ばれていますが、一体その「自然治癒力」って何なんでしょう?
本日は僕の考える自然治癒力についてお話しします。
漠然としている自然治癒力という言葉
「自然治癒力」という漠然とした言葉。
これは数値で表せるものではなく、病院で検査を受けて「あなたは自然治癒力が低下しています」ということもありません。
しかし現場で患者さんの体を診ているとその「自然治癒力が高い」あるいは「自然治癒力が低い」という表現をすることがあります。
我々代替医療に関わる柔道整復師、鍼灸師等は医師と同様血液検査やレントゲン検査を行うことは許されていません。
そのため徒手検査等によりその方の体の状態を判断しなければなりません。
そういった部分においては医師よりも長けていることもあるかもしれません。
医師は明確な他覚的に判断できる術があるので「自然治癒力が低下している」といった曖昧な表現をすることはありません。
逆に我々はその曖昧なものを捉えていくことが医師との違いであり強みでもあると考えています。
もちろん施術にあたり科学的な根拠は必要不可ですが。
では自然治癒力の正体とは?
僕は自然治癒力は細胞の力、すなわちエネルギー量だと考えています。
言い換えるならそれは「熱」です。
人間死ぬ時は熱がなくなり冷たくなります。
それはエネルギーがなくなったことを示し、すなわち自然治癒力もなくなったということです。
まだ現代の医療ではそれを数値化することはできません。
しかし細胞の力は存在しています。
なぜなら細胞のエネルギーがなければ治ることもなければ生命活動の維持もできません。
これはすごくマクロな話ですが、大きく捉えることもできます。
木を見て森を見る
森を見て木を見る
どちらの視点も必要。
疾病だけを捉えるのか、それともその背景まで考えるか?
あなたはどちらの考え方が合いますか?