おはようございます。ミネルバ鍼灸整骨院吉村です。
ドラゴンズ松坂大輔投手がファンとの接触で怪我
先日中日ドラゴンズ松坂大輔投手がキャンプ中、ファンに腕を引っ張られ右肩を負傷するという事件が発生しました。
度重なる故障に悩ませれていて引退すら考えていたであろう松坂投手が昨年、慎重に慎重を重ね球団とともに作り上げたシーズンを通して投げ切れるようになった身体が一瞬にして台無しになったのです。
一般人からすると「腕引っ張られただけで痛める?」と思うかもしれません。
体はおもっている以上に繊細
身体とは非常に繊細なものです。
すぐに症状は出ないかもしれない、自分では気がつかないかもしれませんがちょっとした刺激で身体は良くも悪くもなります。
これはその事実を何度も目の当たりにしなければわからないことだと思います。
施術をすれば効果はどうあれ必ず良くなっていると考えてしまうのは患者さんも術者も同じです。
しかし実は感覚的に良くなっているようで悪い方向へ進んでいることもあるのです。
僕が研修で学んだことはまずこの事実です。
師匠が施術をしたあと「触ってみろ」と触ってみると「おまえが触って悪くなった」と悪くなっている。
こういったことを繰り返しながら「施術したから必ず良くなるわけではない」「触り方ひとつで悪くなることもある」ということを学んでいきました。
人の身体に触れる時は最大限の配慮をし身体を壊さないように壊さないように触らなければいけません。
松坂投手の件のファンはこんな事になろうとは夢にも思わなかったでしょうし、壊そうと思って触れたわけでもないと思います。
無知というのは怖いものです。
この件を通してファンの接し方、身体の繊細さに少しでも気づいていただきたいものですね。